エイズウイルス(HIV)に感染した40代男性が献血した血液が患者2人に輸血され、
うち60代の男性がHIVに感染していたことが分かった。
献血者が感染初期だったため血液が検査をすり抜けたとみられる。
HIV検査では、感染直後などウイルス量が少ない時期は検出できないことがある。
このため、感染の危険性があるかどうかを問診で確認しているが、
献血した男性は事実と異なる申告をしていた。検査目的に献血をしたとみられる。
日赤は来夏までに、20人分をまとめて検査する手法から、
より精度の高い1人ずつの個別検査にし、施設数は8カ所に倍増する。
検査の結果は献血者には伝えられない。
厚労省は検査目的の献血はせず、保健所などの無料検査を受けるよう呼びかけている。
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