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2017/01/27/エイズ予防講演 登龍中学校 (2017年1月13日)

岐阜県安八郡の登龍中学校 にて、3年生の生徒を対象にエイズ予防講演を行いました。2015年に続き、2回目の訪問となりました。

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今回も洗心室と呼ばれる和室で授業を行いました。
生徒たちは畳の上でとても熱心な態度で話を聞きながらも、ところどころ笑い声があがる和やかな様子と、質疑応答の時間も次々に質問をする姿が印象的でした。
質問の内容も、その回答から皆が学ぶことができるような鋭い質問が多かったです。
また、講演後に登龍中学校よりお礼として生徒の感想が届きました。

-----講演で受けた質問の一部をご紹介-----

Q. マスクをしていれば大丈夫ですか?
A. HIVはインフルエンザのように飛沫感染はしないので、マスクで予防することに意味はないです。大事なのは勉強した感染経路を理解することです。ただし、歯医者さんなど、口の中を治療する場合に出血したりすると、その血液が目などの粘膜から入って感染する場合があるので、最近では他の感染症の予防もありマスクとメガネをしている方がほとんどです。

Q. 輸血でHIVは感染するのですか? 
A.  昔は血液を調べる精度が低く感染した血液がすり抜けてしまい、不幸にして感染してしまった例があります。今は献血で提供された血液は高い精度でウイルスを検知して、もし感染していた場合その血液は使われないので輸血で感染することはほぼないと言っていいです。

Q. 感染者の血を触ったら感染しますか?けがをしている人が感染者かもしれない場合どうしますか?
A. 皮膚に触れただけでは感染しないが、もし触れた手に傷口があったりするとその傷口から感染してしまうかもしれないので、救急隊員なども直接血液に触れないように注意しています。

-----感想の一部をご紹介-----

・今日の講話では私はエイズについて2つのことを学びました。1つは、感染してしまう事よりも予防することで100%感染しないということです。エイズになってしまうと他人にもうつしてしまうかもしれないし治療費もとても高いので予防することで防ぎたいと思いました。
2つ目はエイズ患者やHIV感染者の方々を差別なく普通に接するということです。1人の人間として、命を大切にし、人権を守っていきたいです。

・「エイズ」というものは知っていたけど、ウイルスによる病気ということは知らなかったし、薬を毎日飲まないといけない事やその薬がすごく高いこと、血液感染することなど、知らないことだらけで、とてもためになりました。そして病気に対する知識を得たので、自分の身を守ること、病気の人への理解など、もっと色んな人に正しい知識が広まればいいなと思いました。

・保健の授業でエイズについて学んだけど、今日のお話でエイズについてもっと詳しく知ることができました。パネルやボードなどの実演がすごくわかりやすかったです。自分の為にも周りの為にも100%の予防をしていきたいです。

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