厚生労働省のエイズ動向委員会が2月7日、2010年の年間報告の速報値を発表した。報告によると新規HIV感染者は 1,050 件で過去 3 位 新規エイズ患者は 453 件で過去 1 位 合計は 1,503 件で過去 2 位、HIV感染者、エイズ患者ともに増加の加速が止まらない状況である。
一方、検査・相談件数は減少している。2009年に検査・相談件数が大幅に減少した時には、新型インフルエンザの影響が指摘されたが、2010年は更に検査件数が約 19,000 件、相談件数が約 29,000 件減少した。
エイズ動向委員会委員長コメントは、「早期発見は個人においては早期治療、社会においては感染の拡大防止に結びつくので、無料・匿名で自治体等で実施されているHIV抗体検査・相談の機会を積極的に利用していただきたい。」と綴っている。
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