子どもたちは最初少し緊張していたものの、途中からは和んだ様子で、レッドリボンの作成や、質疑応答の時にはとても楽しそうに授業に参加していました。
授業後には、保護者や先生、大野町役場の方から、昔自分たちが聞いた話とは違う、この年齢でエイズについて外部講師から学べる機会は本当にありがたい、専門的な話が聞けて良かったなど、大変嬉しい感想が聞かれました。
授業中に出た主な質問と、子どもたちからもらった感想を紹介します。
質問
Q. トリメーク以外の薬はありますか?
A. はい、何種類かあり、お医者さんがその人に合うものを選んで処方してくれます。
Q. 薬には副作用がありますか?
A. あります。例えば長期に薬を飲み続けると糖尿病を発症しやすくなったり脳に問題が出ることがあります。それでも、薬を飲まないと体の中でウイルスが増殖して免疫が低下してAIDSを発症してしまうので、それよりは良いと副作用をある程度受け入れながら治療することになります。
Q. 今までどのくらいの人がエイズで亡くなったのですか?
A. 詳しい数はわからないので、後で調べて先生に伝えますが、今の全世界の感染者数と同じくらいは亡くなっていると思います。死者が多かった時は、1年で200万人が亡くなりました。
(*UNAIDSファクトシート2022によると、「4,010 万人[3,360 万-4,860 万人]が感染の流行が始まって以来エイズに関連する疾病により死亡した 」とのこと。)
Q. 大野町にも感染者や患者はいますか?
A. わかりませんが、岐阜県の現在の報告数からすると各郡に少なくとも一人はいると思います。大人になって名古屋や東京に行くと、より多くなるでしょう。
子どもたちの感想
CATEGORY:エイズ予防講演(教育現場にて)