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2022/01/07/大野町立西小学校でエイズ予防講演(2021年12月7日)

12月7日、今年も大野町立西小学校の6年生を対象にエイズ予防講演を行いました。
児童たちは元気に出迎えてくれました。

◆大野町立西小学校(2021127日)

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講話が始まると、真剣に話を聞く子供たち。
質問の時間には、HIVに感染してもなぜすぐに症状が出ないのか、ワクチンなど予防接種はないのか、など高度な質問が飛び出しました。
新型コロナウイルス感染症の影響からか、病気の予防に対する子供たちの意識の高さを感じました。
今回の講演を通じて、「エイズ」という病気について知るきっかけになれば幸いです。

主な質問を下記に紹介します。

Q. 血液から血液で感染するということですが、注射を打った後に同じ針で注射を打つと感染しますか?
A. 感染する可能性はあります。

Q. 蚊によって感染しますか?
A. 医学的には大丈夫と言われています。

Q. HIVのウイルスはどこにありますか?その辺にいますか?体の中にいますか?
A. 体の中にいます。

Q. 毎日薬を飲んでいるのになぜウイルスが0にならないのですか?
A. ウイルスは薬を飲んでも0になりません。そのため薬をずっと飲み続けなければなりません。
補足:現在の抗HIV薬は、体の中のウイルスの増殖を抑えるための薬であり、ウイルスを殺して体の中から無くしてしまうことが出来ない薬のため、飲み続けていく必要があります。
https://www.haart-support.jp/information/all_qa.htm#q2

Q. エイズはなぜ症状が出ないのですか?
A. 体の中では免疫とウイルスが戦い続けています。免疫が負けると症状が出ますが、それは3年から10年近くかかります。個人差があります。また、薬を長年飲むことによる副作用もあります。

Q. エイズ患者は世界でどれくらいいますか?
A. 世界で3,760万人います。日本の人口の1/3くらいです。
かかっていても自覚がない人も多いです。実際にはこの数の倍以上かもしれません。
近年、中国や東南アジアで増えています。日本は少ないですが、将来海外に行った時に気をつけてください。

Q. 予防接種はないのですか?
A. HIVのウイルスは変異が早いため、ワクチンでは対応できないのが現状です。

Q. HIVやエイズはどこで広がったのですか?
A. 起源はアフリカではないかと言われています。初めて確認されたのはアメリカでした。その後ヨーロッパなど先進国に広がりました。

Q. 具体的な症状はなんですか?
A. HIVに感染して治療をしないで放っておくと、若い人がカビに肺が生えたりします(ガンジダ症、カリニ肺炎など)。そのため、呼吸器系の病気で亡くなる人も多いです。免疫が低くなると、カポジ肉腫などの腫瘍ができたり、脳にウイルスが入り込み脳炎を引き起こすなど様々な症状が現れます。

CATEGORY:エイズ予防講演(教育現場にて)

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