財団では、「エイズの最良のワクチンは教育である」という考えに基づき、地元の小中学校、高等学校などと連携し、対話を通じた草の根エイズ予防活動に努めています。
堀津小学校は昨年度に続き2回目の訪問でした。子ども達との距離がとても近く、楽しい雰囲気の中で授業が進みました。
-----今回受けた質問の一部をご紹介-----
Q. 感染経路は3つしかないのになぜ増えたのですか?
A. インフルエンザは感染すると3日くらいですぐに症状が出るが、HIV感染者は症状が出ないため感染したことがわからなくて、その間(10年くらい)に知らずに人に移してしまうためです。
Q. 岐阜に(エイズ患者は)127人いますが1番多い県はどこですか?
A. 東京は人口が多いので、患者・感染者も多く、エイズ患者は2119人、HIV感染者は7017人です。
Q. インフルエンザは流行る時期があるがHIVは流行る季節ありますか?
A. HIVは年間いつも同じです。静かに感染が広がります。だから怖いのです。流行る時期だから気を付けようというわけにはいかないので、いつも気を付けることが大切です。
----- 中にはその場で答えることができず宿題として持ち帰った質問もありました。-----
Q.HIVは1日でどれくらいの数が増えますか?
A.HIVは体の中で1日100億個くらい増殖するそうです。それは症状の出ていない期間でも同じです。
と、後日お返事しました。とても鋭い視点や発想に驚くとともに、これらも自分が興味を持ったことに対する好奇心を大切にしてほしいと思いました。ここから未来の科学者が誕生するかもしれませんね。
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堀津小学校のHPにもエイズ予防講演の様子が掲載されていますので、是非ご覧ください。